スポンサーサイト  -  --.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
No. / スポンサー広告 /  コメント(-) /  トラックバック(-) /  PAGE TOP△
  幸せ、分けてくれてどうも  -  2006.03.01.Wed / 00:00 
家の近所を歩いていたとき。前を歩いている高校生男子が携帯でぼそぼそ話し始めた。私は彼の3メートルほど後ろを歩いていた。人通りの少ない道で他に通行人も無くそのシチュエーションが暫く続く。
と、突然男子が立ち止まり叫ぶ!
「ええっっ???」
彼のあまりの頓狂な様に、わたしも立ち止まり彼の背中を凝視。一体何が「えっ?」なんだろうか、私は固唾を飲んで彼の次の言葉に聞き耳を立てた。答えは直ぐにわかった。
「受かった?ホント?」(声、ひっくり返ってるよ)
そうかそうか、彼は大学に合格したのね。家族か友達に発表を見に行ってもらって電話で結果を知らされたわけだ。それにしても彼の「ええっっ??」は到底受からない高レベルの大学に受かったというような、驚愕の「ええっっ??」だった。一体どこの大学に受かったんだろうなぁ、と思いながら、歩き始めた彼の後ろをまた歩く 。彼は、かなり心拍数が上がった様子で早口に話しながら嬉しそうだ。内容は聞こえてこないが嬉しさが全身からあふれ出ている。私は「うん、うん、よかったねぇ」と心でつぶやきながら相変らず後ろを歩く。

数秒後、話し終え電話を切った彼は、いきなり空に向かってガッツポーズ。道端で一人でこんなに喜んでいる人を見るのは初めてかもしれない。彼の後姿を更にじろじろ見ていたら、突如彼はガッツポーズのまま振り向いた。あんまり露骨な興味で背中にグッサリ視線を突き刺していたものだから、気配を感じだ様だ。
瞬間気まずい空気が漂ったけど私は彼に「おめでとー」と言ってみた。言ってみたというより、極自然に言った様な気がする。彼は、ニカッと笑いピョコッと頭をたれて前を向き直った。

んで再び、彼と私は相変らず3メートルほど前と後ろで歩き始めた。彼との別れは直ぐだった。わたしは、マンションに向かう道を折れていった。

彼にとっては後ろを歩くおばさんに言葉を掛けられて薄気味悪い経験だったかもしれないが、私にとっては、幸せを分けてもらったような感じでいい気分だよ。まあ、彼の一連の行動もかなり変だったのでお互い様だろうな。



スポンサーサイト
Comment Form

  非公開コメント
 Track back URL of this entry 
 entryTrack back to this entry 

 Calendar 


09 ≪│2017/10│≫ 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

©Plug-in by ASIA SEASON

 プロフィール 

かすみ

Author:かすみ

 ブロとも申請フォーム 

  FC2カウンター  


CopyRight 2006 キリンも考える All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。